【Webデザイナーを目指すあなたへ】デザイナー1年目におさえるべき13ポイント – 愛知県名古屋市でWebコンサルタントをしています。

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【Webデザイナーを目指すあなたへ】デザイナー1年目におさえるべき13ポイント

2014年02月22日

Webデザイナー

Webデザイナーの道を歩み始めて6年目。
まだまだ勉強中の身ではありますがWebデザイナー1年目に行った、
勉強法やポイントなどを書かせていただきます。
Webデザイナーになりたての方のお悩み解決として1つでもお役に立てれば幸いです。

1.Webデザイナーとしての目標を立てる

企業に入社したらまずキャリアパスを決め、公言する事が大切です。

入社1年目、3年目、5年目の「理想の姿」を考えます。
漠然とした目標で構わないので、成長した自分の姿を頭の中に思い浮かべて。

【1年目】
デザインを勉強してWebサイトを1からデザイン出来るように

【3年目】
後輩が2人いる3人体制のチームとなり、デザインを教えられるように

【5年目】
培ったデザインスキルを武器にディレクターへ転身

といったような。

いきなり目標をがっちりと固める事は難しいので、
最初はふわっとした内容でキャリアパスでOKです。
仕事をこなすにつれて明確なビジョンが見えてくるはずです。

そして、
このキャリアパスを上司の方や友人、ブログなどで公言します。

僕の経験上の話ですが「やらざるを得ない状況」を
自ら作ることで、不思議とその通りに進みます。

2.作業毎に目標を立てる

バナー作成やコーディングなど、作業を行う度に目標を立てます。

例えば、以下のような依頼が来たとします。

「4月から新生活応援セールやるからバナー作ってね」

バナーに関しての目標は様々ですが
デザイナー1年目は、”自分に対しての目標”を立てます。

わかりやすい指標だと「工数(制作時間)」でしょうか?
デザイナーとしてのフェーズ毎に目標も変わっていくはずです。

3.目標と結果から学ぶ

「新生活応援セールのバナーを1時間で作る!」という
時間軸での制作目標を立てたとします。

目標:1時間
結果:5時間

目標と結果の差異である”4時間”

なぜこの4時間の誤差が出たのか?を考えてみます。

・文字や色で悩んだ
・使う写真素材の選定で悩んだ
・写真素材を探すのに時間がかかった

など、疑問点と解決策を常に考える事で、
日々の業務から得られる事はすごく多いです。

色々なサイトを調べたり、繰り返しデザインを見直したりする時間も勿論必要です。先輩デザイナーにアドバイスしてほしい!でもこんな事聞いて良いのかな?という質問もあったりします。

実際にあった質問として、「ここの色ってどうしたら良いですか?文章変ですか?どう思いますか?」と後輩から質問を受けた事があります。

正直、この質問をされた側は答えづらいですよね。

「なぜこの色にしたのか、なぜこの文章にしたのか」を先に伝える事が重要で、しっかりとデザインの目的や手段を話した上で質問をする事を心がけてみてください。

「質問の聞き方や学び方」で、デザイナーとしてだけでなく社会人としての成長率も大きく変わってきます。

4.引き出しを増やす

引き出しとは「経験や体験」です。
アイディアの引き出しを増やそう!と、デザイナーは良く言います。

「経験や体験をした事は体が覚えている」というのは
デザインにも言えることなのです。

先述した「目標と結果の差異」とは、
「引き出し(経験や体験)が少ない」というのが
圧倒的な理由ではないでしょうか?

例えば、
「新生活応援キャンペーンのバナー」という
文字を見て思いつく事を数点挙げてみます。

  • 季節
  • 4月
  • ピンクや薄い青色
  • 新芽
  • 引越し
  • 20代男性女性
  • 転居
  • キャンペーン期間

これは僕が今までに何千枚とバナーを作成してきた経験から出てくる”引き出し”です。

目標となる時間に到達するまでには経験を積むしかないので、焦る必要はありません。

似たようなキャンペーンバナーを同時期に作る場合もあります。
そんな時はパーツを使いまわさず、1から作る事で時間はかかりますがバナー制作した数の分だけ引き出しが増えるともいえますよね。

僕はというと、一番初めに任されたバナー1枚。
完成までに2日くらい(16時間以上)かかった記憶があります…。

「大器晩成型」という言葉を心の底から信じたのは、人生の中でもこの時が一番でした。

5.お手本を真似する

引き出しを作るにはまず「経験」をする。
Web上には先人のデザイナーの方々が作られた素晴らしいデザインが無限に展示されているわけです。

これを使わずして誰から学ぶのか!
参考にしたいと思ったデザインをそっくりそのまま真似して作ってみましょう。
色や文言、フォントや写真など。

「真似」というのは言い方を変えれば「パクる」。一旦プライドを捨てる勇気。

人の真似は嫌だ!自分で作るんだ!という方ほど時間を無駄に使っている印象が強いです。

「デザインが全く一緒」というのは著作権上よくありませんので、写真や文章、配置など手を少し加える事でオリジナルになるわけです。

誰が制作したデザインかわからない場合が多いですがネット上には「デザインの先生」が至るところにいるわけですからどんどん真似をして経験を積んだ方が成長にも繋がりますね。

6.尊敬する人物をつくる

Webデザイナーとして尊敬する人物を明確にしましょう。

Apple社の元CEOスティーブ・ジョブズやGoogleのラリー・ペイジなど、世界を動かした偉人でも勿論良いのですが、実際に会話をした事がない自分にとってはとても遠い存在です。断片的な情報だけを得ているため、正直言ってしまうと遠すぎるがゆえに正確に理解が出来ないのです。

僕は身近な人物にこそ影響されると思っているため、尊敬する人物は全員が家族・友人・同僚です。

そして、この尊敬する人たちと接触を多くすることが重要で、自分が必要としている情報を持っていたり、時には道しるべとなってくれるキーパーソンになる可能性が高いです。

僕には各分野において1人ずつ尊敬する方がいます。

Webデザイナー、Webディレクター、Webコンサルタント、経営者など。この人をお手本にして学びたい!いつかこの人と一緒に仕事をしたい!という方を周りに置くことで自分の質を上げるという相乗効果もあるように感じます。

7.知らない分野に踏み込む

僕はデザイナーになるまで、「女性雑誌」というものを見た事がありませんでした。

引き出しを増やすという意味でも、これは読まねばと思い、本屋さんへ。

女性雑誌のコーナーには名前は聞いた事があれど詳しく見たことがない雑誌がずらり。
ananやcancam、STORY、InRed、with、ViViなどなど。
女性ならではの色使いやキャッチコピー。フォントや写真の使い方・構図。
新たな発見がとてもたくさんありました。

1時間くらいそのコーナーにいたのですが気づいた時には周りに女性が5人くらい…。
当初は恥ずかしいというか顔が赤くなっていたのですが今では特に気にする事もなく女性雑誌を購入して勉強のために読んだりしています。
知らない分野を知ることで、目に見える視野が広がります。面白いです。

8.カラーバス効果

カラーバスとは、色を浴びるという意味だそうです。
「カラーバス」という言葉を知ったのは最近ですが
デザイナーになりたての頃に会社の上司から教わった方法です。

1つの色を意識する事でその色が目に
入ってきやすくなるという効果です。

例えば、
毎朝通勤に使っている駅のホーム。

建物や改札、たくさんの人、電車など
いろいろな物がありますよね?

では、
頭の中で「黄色」を意識してみてください。

そして、周りを見渡してみてください。

不思議と「黄色」が目につきませんか?

その目に見えた「黄色」が
どんな箇所に使われているのかを見てみると
意外と面白い”何か”が見えてきませんか?

注意喚起の看板、靴下に入ったワンポイント。
色の組み合わせは黄色と黒色が多く、背景が黄色で文字が黒色。

とか。

日常的にこの視野を持って過ごしていると、とても面白い視点から物事に気づく事ができます。慣れないうちは疲れますけどね。笑

9.プロとして自覚を持つ

企業に入社したその日から「Webデザイナー」です。

仕事としてお金をもらう以上、中途半端なクオリティーの成果物を納品する事はできません。デザインした物から収益を生み出すのがプロなわけです。

この自覚を持つのと持たないのでは、1日1日の成長度合が大きく変わってきます。

Webデザイナーになったよ!と友人に言う機会があった場合、良くこんな場面に遭遇します。相手との関係性にもよりますけどね。

「ホームページとか作れるんだ!?すごいね!じゃあ "無料で" 作ってよ!」

「いいよ!勉強のためになるからやるよ!」

はい。ありますよね。Webデザイナーあるあるですよね。
勉強とはいえ、仕事は仕事です。学生気分のまま請け負ってはいませんか?

その作業、企業で受けたら20万円以上じゃないの!?みたいな事にもなり兼ねないわけですね。

1年目だったデザイナーの自分に言ってやりたい・・・。
その案件無料で受けんじゃないよ!後悔するぞ!・・・と・・・。

10.今必要な知識や技術を探す能力

今知りたい情報を手に入れる術で、一番身近なのは「ネット(Google/Yahoo)での検索」です。要するに「ググり力」ですね。

必要とする情報を的確に検索する事ができれば解決までの時間も短縮できますし、ストレスも無駄な時間も使わずに済みます。

普段ネットサーフィンとして使用している時は、なにげなく使っているGoogleの検索機能。意図したページを表示させるためには、「狙ってキーワードを打ち込む」ことが重要です。これを普段から身に付けておくと、打ち合わせ中やいざという時に非常に役に立ちます。ここでは触れませんがコーディングやSEOにも関係してきますので。

11.情報収集を行う

インターネット上には膨大な量の情報が溢れています。
ソーシャルメディアやRSSリーダーなど様々なサービスを利用する事で勝手に情報が入ってきます。twitterやfacebook、RSSフィードリーダーのFeedlyなどなど。Gunosyのような個人が良く見るサイトを解析してパーソナライズド(個人最適化)を行い、オススメのサービスや情報を定期的に配信してくれるようなサービスもあります。

僕自身は必要な情報以外が流れてきてもあまり見ない傾向にあるため、RSS登録はした事がありません。

「自分にとって必要な情報を持っている人」と繋がる事を最優先に行ったのと、情報があまりにも多すぎると”真実と虚偽の見分けが難しくなる”のでは?と思いまして。

自分に合った情報収集法を模索してみるのも面白いですね。

12.時間の使い方を決める

時間の使い方を決める事で効率的に勉強を行います。
昼間は仕事を行っていますので、
その他の時間をどう使うか?という事です。

朝夕の通勤時間は電車で片道40分。
朝はPhotoshopの使い方の本を読む。
夕方はデザインに関する雑誌を読む。
帰宅後は色彩に関する本を読む。
月曜~水曜の夜はバナーを作成してみる。
木曜~金曜の夜はコーディングを勉強する。
土曜と日曜はネットで情報収集する。

今知りたい情報が掲載された本を読む事で
流し読みする事がなく記憶にも残ります。

自分に合ったライフサイクルを見つけるのがポイントで、
家に帰ったら仕事関係のことは一切しない!という友人もいます。

13.井の中の蛙(かわず)にはなるな

井の中の蛙大海を知らず。

自社だけを見るのではなく、他社の同じ職種や業種の方と
交流を持つのは早い段階からが良いという事です。

「まだ新人だし会話ついていけないよなぁ・・」と思うかもしれませんが
同じ入口を経験している方ばかりなので、優しく接してくれます。

まずは行ってみる。
何事も第一歩さえ踏み出せば未来が広がります。

まとめ

Webデザイナーになった日、
あなたはWebデザイナーの "たまご" です。

数年後。

ニワトリになるのか?

クジャクになるのか?

入社して何年か経ったとき、当時の自分を思い返してみてください。
一番最初に作ったWebサイト。
「あー・・リニューアルしたい・・」と思えたなら成長している証です。笑

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