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光が見えた!最近話題のコアバリュー経営を学んで感じた事

2014年11月28日

ビジネス

2014年11月に開催された、「コア・バリュー経営」セミナー&ワークショップに参加してきました。スピーカーは、Dyna-Search,Incの石塚さん。ゲストスピーカーとしてVoyage Group取締役CCOの青柳さん、グッドライフOS代表取締役の大知さんのお話を伺いました。コアバリュー経営を実践されている方々の生の声を聞き、様々な刺激を得る事ができました。

コアバリュー経営とは?

現場の隅々まで価値観を浸透させ、成果を生み出す経営手法をコアバリュー経営と言います。このコアバリュー経営という手法を開発・提唱したのがDyna-Search,Inc(ダイナ・サーチ)の石塚しのぶさんです。

企業の長期繁栄の源である企業文化を戦略的に構築する手法です。従業員満足を高めることで顧客満足へと還元することで、企業の成長のサイクルをつくり上げていきます。米国諸業界で突出する企業たちを研究し、その共通項を体系化、業界・業種を問わず、あらゆるタイプの企業に導入可能な形に仕組み化して開発したブレークスルー経営手法です。共通の価値観のもとに会社の団結を促すことで、会社組織全体、そして日々の行動に理念を浸透させ、自律性の高い社員を育て、事業目的のより効果的な達成と会社の成長を実現します。

コアバリュー経営を考え進めて行く際に重要となってくる要素があります。それは「企業文化」、「コア・バリュー」、「コア・パーパス」の3大要素になります。

企業文化とは?

企業内の"大多数"によって共有され、当然視されている「価値観」や「信念」、「在り方」などの社員があたりまえだと思っている事を指し、企業の長期繁栄の源であると言えます。

身近なところですと、ディズニーランドやスターバックスでしょうか?
働く従業員の方々はあたりまえのように最高のサービス(おもてなし)をされているのではないでしょうか?しかし、ディズニーランドで働く社員の9割がアルバイトだそうです。お客様に提供するサービスのラインが非常に高い位置に引かれていると言え、そして、個々の判断により+αの価値が付加される事でお客様がリピートしたくなる。これは”単なる企業文化”ではなく、”戦略的な企業文化”と言えます。

コア・バリューとは?

会社経営において中核となる価値観を指し、会社で働く全員が共有している価値観とも言えます。

コア・パーパスとは?

「何のために存在する会社なのか?」、「社会に対してどのような価値を提供できるのか?」という社会的存在意義を指します。目先の「売上や利益」を見るのではなく、更に先にある長期的な目的達成を指標とする事で、企業全体の成功度が大きく変わってきます。

コアバリュー経営のメリット

コアバリューを根付かせる事によって、社内が活性化します。社員同士がお互いに尊重し合い切磋琢磨する事で新たな光が生まれます。そして、その光は顧客へと伝わり高品質なサービスを提供する事ができるようになります。

コアバリューや企業文化が社内外に浸透する事で大きく変わるのは「採用面」でしょうか?価値観を同じくする人が採用試験に訪れるという事は企業・仕事に対する情熱もあり、離職率の低下にも繋がります。

市場の変化に対応

インターネットの普及、特にスマホ普及により企業と顧客の接点がより近くなりました。今まではニーズに合った商品を作り、世に送り出すだけで売れる時代でした。しかし、私情の変化により本当の意味での顧客主導型市場になったと言えます。

僕はWeb制作という業界で仕事しています。3年前くらいにお世話になった社長に言われた事が強烈に残っています。「言われた事をただやるだけのWeb制作者ではダメだからね。人間が出来る事はいずれ機械が出来る時代が来るから独自の強みを持とうね、しばやん」と。いつも面白おかしく楽しい環境作りに励んでいる社長が、とても社長らしく見えた1分間でした。

この言葉をきっかけに学び、成長させているスキルが「コミュニケーション力&提案力」です。IT業界に携わる人間は星の数いるわけで、その中で今後も仕事をしていくためには本質的な自身の価値を高める必要があります。

Web業界は分進日歩といっても過言ではないほど進化が早いです。正直、5年後どうなっているかも読めません。その為にも常にアンテナを張り巡らし、市場の変化を敏感にキャッチして企業も変化して行く事が大切です。

まとめ

戦略的な会社作りというのは根幹部分から創り上げていくものであり、動き始めてから浸透するまで何年も要するかもしれません。僕が働く会社は2014年4月に株式化したばかりですのでこれから”企業文化”をしっかりと浸透させていかなくてはなりません。

「コアバリュー経営」についての入り口を見ているだけで未だ何も出来ていないのが現状です。そして、解釈も本当に浅くしっかりと落とし込むまでには至っていません。僕は経営者では無いですが働く社員側の目線を活かした企業文化を作るお手伝いが出来たらと思っています。

おまけ

コアバリュー経営に関するお話を伺う日の前日、『スモールジャイアンツ』についても石塚さんにお話を伺いました。スモールジャイアンツとは、アメリカで発足された「大きくなること」ではなく、「偉大な会社になること」を目指す小・中規模企業のための異業種連携団体です。まだまだ小さな会社ではありますが周りの方から”あの会社で働きたい!”と仰って頂けるような会社にしていきたいです。スモールジャイアンツについての詳細はまた別の機会に。

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